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ベビーフードはカロリーが低い?補完食っ子の旅行ごはん(7~8か月編)

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緊急事態宣言が明けたので旅行に行くことになった我が家。娘は7か月です。ゆるーく『補完食』の考え方を取り入れているのですが、ビーフード(以下、「BF」と表現します)だけだとカロリーが足りないかも?と不安になりました。



1食分だけの外食なら他の食事で補えば良い事ですが、3回食が始まってからの1泊旅行(早朝出発~翌日の深夜帰宅)だったので6食分を用意する必要がありました。普段の摂取カロリーよりも低い食事が6食も続くと、お腹を空かしてしまうのではと心配になりました。旅行先で腹ペコで不機嫌になったら、家族みんなで旅行を楽しむことができません。

そこでBFのカロリーを比較した上で、どんな食事が適切か検討しました!

 

※外出先でも栄養バランスをしっかり考えたい。そのための費用を惜しまない、という方には向かない記事です!私は倹約家なのでコストを抑えることを重視しています!

※一般的な離乳食を採用している方からすると「そこまでカロリーを気にする?!」と感じるかもしれません笑

 

以下のような順序でお話していきます。

 

結論

まず結論からお話ししちゃいます。

カロリーを十分確保しつつコストは抑えたい。旅行と言っても1~2日のことだから栄養バランスはそこまで気にしない。そんな我が家はBFに主食を足す方法がベストだと考えました。主食の選択肢は後述します。

 

以下からは理由について紹介していきます。

 

普段は1食でどれくらいカロリーを摂っているのか?

6~8ヶ月の母乳栄養の子は、補完食の考え方では1日に200kcal摂ることが理想とされています。

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『補完食「母乳で育っている子どもの家庭の食事」』(WHO/日本ラクテーション・コンサルタント協会)より引用

 

我が家は7か月から3回食を開始したので、1食に66.7 [kcal](=200÷3)を摂ることが目標ということになります。

7ヶ月の娘の、ある1食のカロリーを素人計算してみました。5倍粥80g、にんじん15g、大根15g、ツナ缶15gの場合です。

食品 100g
当たりの
カロリー
[kacl]
1食の
摂取量
[g]
1食の摂取
カロリー
[kcal]
5倍粥 65 80 52
にんじん/根/皮なし/ゆで 28 15 4.2
だいこん/根/皮なし/ゆで 15 15 2.25
缶詰/水煮/フレーク/ライト 70 15 10.5
合計 - 125 68.95

100g当たりのカロリーは食品成分データベース(「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」)を参照して算出

 

合計で68.95kcalでした!ギリギリ合格しているようです笑

食材によってはカロリーもまちまちなので、摂取量を増やす・水分量を減らす・高カロリー食材をプラスするなどして工夫していく必要がありそうですね。

 

ビーフードのカロリー比較

ではBFのカロリーがどれくらいあるのか見てみましょう。今回は7~8か月のBFをラインナップしているキューピー和光堂の一部商品を一覧にして並べてみます。

 

【表の見方】

・緑セル:ご飯や麺が入っていない、おかず系のBF
・太文字:7大アレルゲン不使用のBF
・黄色セル:グラム単価のカロリーが0.5[kcal/g]以上
・右側3列:価格。カッコ内は値下げ時やまとめ買い時で安く購入できる場合の価格。(ベビザらスは調査中のため未記載。近くの店舗に該当商品がなかった場合は「?」を記入しています。)

 

キューピー

商品名1 商品名2 g kcal kcal/g アカホン 西松屋 ベビザらス
瓶詰 ささみと緑黄色野菜 70 54 0.77

130

(110)

137

(99)

 
白身魚と野菜のクリーム煮 52 0.74
野菜入りチキンライス 39 0.56
角切り野菜ミックス 22 0.31
4種の根菜と鶏ささみ 21 0.30
にこにこボックス
(カップ容器)
鶏ささみの洋風煮セット 120 47 0.39

255

(216)

240

(214)

 
おさかなセット 43 0.36
かれいの和風煮セット 42 0.35
ハッピーレシピ
(レトルトパウチ)
ささみと野菜のリゾット 80 38 0.48 100
(85)

99

(88)

 
白身魚と野菜の雑炊 31 0.39

和光堂

商品名1 商品名2 g kcal kcal/g アカホン 西松屋 ベビザらス
1食分の野菜入り そのまま素材 (レトルトパウチ) 定番野菜+鶏ささみ 80 35 0.44

167

(142)

 
定番野菜 29 0.36
栄養マルシェ
(カップ容器)
彩り野菜のベビーランチ 80
(×2)
36
+33
0.43

300

(255)

268

(243)

 
しらすの雑炊 34
(×2)
0.43
和風ベビーランチ 34
+33
0.42
洋風ベビーランチ 40
+26
0.41
鶏とおさかなのベビーランチ 36
+26
0.39
グーグーキッチン
(レトルト
パウチ)
かぼちゃのグラタン 80 60 0.75

104

(89)

108

(97)

 
ひらめと卵のおじや 51 0.64
チキンと野菜のリゾット 48 0.60
鮭の海鮮中華がゆ 41 0.51
鮭の豆乳リゾット 39 0.49
とり雑炊 35 0.44
まぐろの炊き込みごはん 35 0.44
鯛と野菜の雑炊 35 0.44
しらすとわかめの煮込みうどん 26 0.33
WAKODO GLOBAL
(レトルト
パウチ)
ツナとほうれん草のパスタ 80 51 0.64 200

?

 
鶏肉のけんちんうどん 36 0.45
しらすとたらのとろふわ雑炊 36 0.45

 

比べてみて、一概にカロリーが低いというわけではないことがわかりました。カロリーを効率良く摂るためにはグラム当たりのカロリーが0.5[kcal/g]以上の商品(黄色セル)を選ぶと良さそうです。

 

商品を選びやすいように該当商品をピックアップして並べてみます。

メーカー 商品名1 商品名2 g kcal kcal/g アカホン 西松屋 ベビザラス
キューピー 瓶詰 ささみと緑黄色野菜 70 54 0.77

130

(110)

137

(99)

 
白身魚と野菜のクリーム煮 52 0.74
野菜入りチキンライス 39 0.56
和光堂 グーグーキッチン かぼちゃのグラタン 80 60 0.75

104

(89)

108

(97)

 
ひらめと卵のおじや 51 0.64
チキンと野菜のリゾット 48 0.60
鮭の海鮮中華がゆ 41 0.51
WAKODO GLOBAL ツナとほうれん草のパスタ 80 51 0.64 200  

 

やはり主食(ご飯や麺)が含まれる方がカロリーが高くなるようですね。そんな中でキューピー『瓶詰』の「ささみと緑黄色野菜」「白身魚と野菜のクリーム煮」主食を含まずにカロリーが高いので素晴らしいと感じました!!

コスパを考えるなら和光堂『グーグーキッチン』シリーズの4種類が良さそうです!およそ100円で約50kcal摂れるのはありがたいですね。

 

残念なことに7大アレルゲン不使用のBFだと1種類しか該当しないですね...口の発達が進んでいて、角切りの食品が食べられる場合は9か月からのBFを検討に入れても良いかもしれません。(和光堂の「牛肉のすき焼き風ごはん」「ツナときのこのリゾット」等)

 

 

カロリー高めなBFをピックアップしたものの、50kcal前後なので1食当たり目標の66.7 kcalまであと少し足りません。十分なカロリーを摂るために検討した方法は以下の3つ。

和光堂の栄養マルシェ(160gで65kcal前後)を使う
  →1食に約250円と割高。グラム当たりのカロリーは低いので小食の子には厳しいかも?

和光堂のグーグーキッチン(レトルトパウチ)を1食に2袋使う
  →1食に約200円。これならギリギリ許容範囲か...?

③BFに主食を足す
  →選ぶ主食にもよるが安価に済ませられるかもしれない!!

 

ということで③について選択肢を検討しました。

 

出先でBFに補える主食

家にいるならおかゆを足せば良いだけですが、出先だとそうもいきませんね。出先でもお湯さえあれば作れるものを列記していきます。

手作り応援シリーズのおかゆ(和光堂)

(リンク先はAmazon)

メリット:「お湯を注いでまぜるだけ」でおかゆができる便利な商品。7袋の少量から販売されている。5gに30mlのお湯を入れて35kcalを摂取できます。

デメリット:7袋当たり約230円と少し高価

 

②Gerberのライスシリアルオートミール

 

(リンク先は楽天市場)


メリット:お湯やミルクを入れて混ぜれば完成!(※冷たい液体なら電子レンジが必要)鉄も強化されてて普段からあげたいくらい優秀!

デメリット:iHerbのサイトからしか買えない。(Amazon、メルカリ等にも売っているがかなり割高)ライスシリアルなら227gで560円(2021/11/9時点)+送料かかるので高め。

 

③食パン

メリット:現地で必要量を細かくちぎってお湯を入れてパンをふやかすだけ。(離乳食初期でなければ、鍋で煮たり電子レンジで加熱せずとも食べられると思います)魅力はやはり安価な点!余った耳は現地でパパママが食べる笑

デメリット:含まれる塩分量が多め(100g当たり1.1g)

 

④コーンフレーク

メリット:自宅で粉々にした上で容器に入れて持っていく。現地でお湯を入れてふやかすだけ。安価な点が魅力

デメリット:含まれる塩分量が多い(100g当たり2.1g)。普段食べない家だと余った分の消費方法を検討する必要がある。

※コーンフレークをあげたことがない場合は、家で必要摂取量を試してから出先であげてください。

 

ハイハイン(主食..?)

メリット:1個装(2枚)当たり13kcalが摂取できる

デメリット:主食とは言えないかもしれない。割れやすいので持ち運びに配慮が必要。

 

 

それぞれのカロリーや価格を比較するために一覧にしました。1食当たり目標が66.7 kcal、カロリー高めのBFが50kcal前後なので、BFに加えてあと30gくらいなら食べさせられれば余裕で目標カロリーをクリアできそうですね!!

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どの方法を選ぶかは好みの問題だと思います。食べさせたことのない物がある場合は、事前に家で試す必要がありますがそれが負担になる人もいるでしょう。そういう場合は、おかゆが一番無難なのかもしれません。

私の場合は③食パンと④コーンフレークを採用しました!そのために外出先であげる想定量を、家で試してから旅行に行きました。もし②ライスシリアル/オートミールが家にあれば迷わずにそれを持って行ったと思いますが、あいにく使い切った後で家になかったので採用しませんでした。

 

ちなみに、栄養素は二の次とは思いつつも、タンパク質補充のためにきなこを持って行ってBFや主食に混ぜていました。運良く宿の朝食にお豆腐のお味噌汁が出てきた場合は、子どもに分けることもあります。

荒野豆腐を粉にした商品もあるようですね!

 

 

今回は節約しつつエネルギーを十分に摂取する外食メニューを検討しました。何を重要視するからは人それぞれだと思いますが、一つでも参考になれば幸いです!