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保活って何をするの?保育園選びのためにできること

最終更新:2021/5/17

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写真ACからの写真


【前置き】
この記事は、保育園を選ぶ余地が少しはあるよ!という地域にお住まいの方を対象に書いています。保育園に入れるだけで万々歳という激戦区の方には、贅沢だと思われる内容かもしれません。

1.保活を始める時期

保活の内容には、大きく分けて2つあると思っています。

①情報収集
②保育園見学

です。
①に関しては、早めに始めるに越したことがありません。例えば「良いなぁ」となんとなく思っていた園が、実は超人気園だった!となれば、早めの見学予約が必要になることも。予約がなかなか取れない園や、決まった日にしか見学を受け入れていない園もあります。
情報収集の具体的な内容は「3.情報収集の方法」の項で説明します。


では、②の保育園見学も早い方が良いのでしょうか?

2.保育園見学を始める時期

期限から考える

入園の申し込み期限の遅くとも2ヶ月前には見学を始めたいところです。

子どもや自分の体調不良も考慮に入れておきたいからです。4月入園希望で、11月末が締め切りであれば9月頭までには始めたいということになります。

月齢別に考える

・出産前
授乳時間等を気にせずに済むのでスケジュール調整しやすいです。産休中は時間もあるので良いタイミングだと思います。でも、体に無理のない範囲で行きましょう。

・生後2か月未満
見学には30分~1時間ほどかかります。まだ外出に慣れていない時期であれば避けた方が無難かもしれません。(生後3ヶ月前後で預け始めたいのであれば、出産前の見学がベストです)

・生後5~6ヶ月以降
保育園見学時に子どもたちが活動している様子を見られると理想的です。そうすると登園が終わる9時頃~お昼ご飯の準備が始まる11:30頃の間に見学できることがベストです。(保育園によっては見学時刻を指定されることもあります)
しかし生後5~6か月は離乳食を始める時期。離乳食の本を参考に見てみると、1日のうち1回目の離乳食は10時~11時頃にあげていることが多いのです。タイムスケジュールを検討しなければならない分少々厄介かもしれません。

・10ヶ月頃以降
一般的には、3回食に慣れてきたあたりだと思います。
1回目の離乳食が8時頃になり、2回目の離乳食が12時近くなります。そうなると、10時頃のスケジュールに余裕が出てくるので見学に時間を割きやすくなると思います。

季節で考える

見学時間帯(10時~11時)を考えると、真夏は避けたいところです。子どもはもちろん、自分自身もしんどいです。

10月頃になると新年度の保育園申し込み要領が発行され、本格的に保育園見学に動き出す方が多い印象です。従って、その時期は複数人での見学が当たり前になると思います。(激戦区だと時期を問わず、複数人での見学が普通なのかもしれません)たくさん質問したい、じっくり見学したいという場合は秋になる前に行った方が良いかもしれませんね。

早ければ早いほど良いのか

認可外保育園も検討している場合は、早い方が良いです。認可外保育園の選考方法は園によって異なりますが、先着順ということも多いからです。


成長に伴って、保育園に質問したいことも異なっていく可能性があります。

我が家の場合は、保育園見学を済ませた後に食物アレルギーが発覚しました!(上位候補の園には、アレルギー児の対応を詳細に電話で確認しました)1歳未満で入園するなら、ミルクのことや離乳食の方針を聞きたいところですが、1歳以降の入園なら不要な質問でしょう。

これらを許容できるなら、早めに行くのも良いかもしれません。

いつが1番おすすめか?

0歳児入園希望であれば、産前がベストかもしれません。
1歳児入園希望であれば、生後3~5か月頃か生後10か月以降の、真夏ではない時期が1番おすすめです!



3.情報収集の方法

①役所

・入手方法:現地に出向く、電話をする
・入手できる情報:
申し込みに必要な書類や、記載すべき内容
選考方法
自分の保育園指数が何点なのか
去年の入園者の最低点数(自治体によっては非公表)


過去の入園者の最低点数を聞いておくことでその園の人気度がわかります。通える範囲の保育園は全て、点数を確認しておきましょう。選考方法によっては申し込み時に人気園を希望園から外しておくことで、他の園に入れる確率が上がることがあります。

②福祉サービス第三者評価

・入手方法:とうきょう福祉ナビゲーション
(リンクは東京都のものです。「都道府県名」+「第三者評価」のキーワードで検索するとヒットすると思います。)

ほとんどの自治体で行われている、福祉サービスの第三者評価。第三者評価機関が保育園を評価した結果を私たちも見ることができます。自治体によっては、保護者へのアンケート結果も公表しています。

保護者からの生の声は、なかなか得られない貴重な情報です。満足度だけでなく、具体的なコメントが寄せられていることがあるので、目を通しておくと良いと思います。

地方自治体が発行している子育て情報誌

・入手方法:行政のHPにPDFを置いていたり、子育て広場や児童館に冊子が置いてあったりします。

私の住んでいる自治体では、以下のような情報が表でまとめてありました。
・各家庭で用意する寝具
・駐車場の有無
・親の参加が必要な行事、等

④保育園近隣の公園に10時頃に行ってみる

10~11時は、保育園児達が公園で遊んでいる確率が高いです。(夏を除く。プールや室内遊びのことが多いため)

園児さん達と公園で一緒に遊ぶなかで、以下のことに気づきました。

・A園は、遊ぶ前に保育者が公園を点検して、危険な物が落ちていないかチェックしている。
・B園(3、4、5歳を縦割り保育をしている園)は、大きい子と、小さい子でバディを組んでお散歩している。公園遊びを終える際には、年長者が年少者の名前を呼んで、列を組んでいる。
・C園では、保育園の帽子に異なるワッペンを貼っている。冬場のコートは、袖のないベストを指定されているようだ。


子連れで公園に行くわけですが、園によっては先生が積極的に話しかけてきてくれたり、話しかけないでくれオーラなことも。(挨拶くらいしてくれても良いのに…)
散歩先での先生達の仕事は子どもを安全に遊ばせることです。だから、地域の親子に話かけるのが良い保育者だとは言いません。ですが地域の親子に友好的なら、保育園の保護者に対しても同様だろうと予想することはできます。


4.見学の準備

そもそもなぜ見学をするのか。根本的なことですが、保育園とのミスマッチを避けることが目的だと私は思ってます。激戦区にお住まいで保育園を選ぶ余地なんてない方は、「この園だけはなんか嫌だな」という保育園を見つけることを念頭に置いて見学に行ってください。

そんな園があるの?と思われるかもしれませんが、私の住む地域にはありました。
新設園で、先生たちはほとんど新卒くらいの若さ。そして化粧が濃いめ。
幼児のクラスは、これからお散歩に行くところのようでしたが、言うことを聞かずに走り回る子どもたち。
声を荒らげる先生。
通りがかりに私のお尻を叩く子どもまでいました。

「この園は、そのうち事故が起こる」
保育の一場面を垣間見ただけでしたが、自分の子どもを預けることにひどく不安を覚えました。


入園後に、思ったような保育園ではなかったことに気づく。そんなミスマッチを防ぐため、見学準備はしっかりと行いましょう。

話はそれましたが本題です。

①質問リストを作る

見学の際に聞きたいことのリストを作ります。

・保活サイトなどを覗いて、みんなが何を質問しているのか、リサーチして参考にしましょう。
私の作成した質問リストも本ブログで紹介しています。
https://ohhpasy.hatenablog.com/entry/shitsumonlist?_ga=2.33942049.1420286617.1570063807-719895865.1569814410

・リストには、メモできる欄を設けておきましょう。

・最低限聞きたい項目を決めて、ラインマーカー等で目立たせておくと、見学時の質問時間が短くても焦りません。

②見学する順番をある程度決める

情報収集していく中で、良いなと思った園がいくつかあるのではないでしょうか。現時点で上位候補の保育園は、見学の順序を最後の方にすることをおすすめします。

保育園見学を進めていくうちに新たな着眼点が増えていくと思います。この園ではこの運用だそうだけど、前回見学した園では確認してなかった、という状況が出てくるのです。特に、上位候補の園は、他の園の見学で嫌だなと思った点がクリアできているかは最低限確認しておきたいところです。

③電話で見学申し込みをする

いよいよ電話です。育休中はなかなか電話する機会もなかったので、久しぶりで緊張したのを覚えています。

・「〇歳児クラスの〇月入園を希望しており、見学させて頂きたいです。」と言うとスムーズです。
・ベビーカーで行っても良いか聞いておくと安心です。

・スケジュールに余裕があるなら、1週間に3園程度に留めた方が疲れにくいです。
保育園見学の日は、遅刻しないように朝の支度や家事を頑張らないといけないので、結構な疲労感です。連日ともなるとなかなかしんどいです。


5.いざ見学

・園内見学のために抱っこ紐を持参しましょう。→見学中に眠くなってしまっても対応しやすいです。

・両手をフリーにしておく。→リュックが安心

・もちろんペンは忘れずに。「*4.見学の準備」で作成した質問リストを印刷して持って行きましょう。クリップボードがあれば立ちながらメモを取りやすいので、これを機に100均で購入しておくことを勧めます。

※余談ですが、質問リストをクリップボードに挟んで見学を開始したら、案内の人が慌てた様子で「そ、それなんですか?」と聞いてきました。監査みたいなスタイルだったので、驚いたようです笑

・当然ですが、子供や自分自身が体調を崩したら諦めてキャンセルの連絡を。


6.訪問結果をまとめる

見学中にメモを取ったと思いますが、簡易的なメモだと、時間が経てば意味不明になります!(私だけ?笑)
できれば、帰宅したら当日中にメモを清書できると後から見直しやすいです。そして清書してみると、意外に確認漏れがあったりします。

私の場合は、見学から帰宅した後に、子供が昼寝をしているうちにエクセルで入力し直していました。各保育園の見学結果一覧を作っておくと、後で比較しやすいです。


7. 順位付け

通園可能圏内の保育園を見学し終わったら、いよいよ順位付けです。
何を重視するかは人それぞれです。私が重視しようと思った項目を、参考までに挙げてみますね。

・通いやすさ(家/駅からの立地、駐車場有無、駐輪場スペースの屋根の有無)
・先生の印象
・保育の内容(モンテッソーリ教育を導入している、外あそびを重視している等)
・園庭の有無
・親の手間の少なさ(登園準備で毎日すること、保護者が平日に参加する行事の数、等)

こんなにありました。

それぞれの項目ごとに、保育園を3~4段階(◎、〇、△、✕等)で評価してみましょう。各保育園のメリット、デメリットを視覚化することで比較しやすくなると思います。1番優先したい項目で「◎」がついている保育園は、別の項目で「△」や「✕」がついていませんか?「△」や「✕」にした理由は、あなたの許容できる範囲ですか?

じっくりと考えて順位をつけましょう。夫婦で相談してみるのも良いと思います。迷って迷って決められなければ、直感で良いと思った保育園を選ぶのも良いかもしれません。


8.まとめ

1番避けたいのはよく考えずに申し込んで入園して、ミスマッチを後悔すること。

情報はあなたの手の届く範囲にあります。積極的に活用して、後悔のない保育園選びをしてください。